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宮城合同労組ニュース インターネット版No.21 2021年5月2日号 〜インターネット版は、主に争議と地域運動分野を掲載しています〜 最低賃金の引き上げと全国一律化の要請署名運動を展開中! 組合員の皆さま、ニユース読者の皆さま! 「最低賃金の引き上げと全国一律化」(最低賃金引上げ署名用紙.pdf )を中央最低賃金審議会へ提出しましょう。コロナ感染が拡大するなか、政府の統計に表われているだけで10万人以上の労働者が解雇され、賃金の引き下げも行われています。こうした中でこそ、最低賃金の引き上げと全国一律の最低賃金が求められています。 コロナ対策・最賃引上げ・均等待遇 労働局に申入れる 4/23 宮城全労協の人たちと共に、宮城労働局に対して、「雇用調整助成金コロナ特例延長、最低賃金引上げと一律化、非正規労働者の均等待遇」等を議題とした申し入れを行いました。 労働局各担当部署から8名が出席して、下記の要請申し入れ書に基づく質疑を行いました。 記 2021年4月5日 宮城労働局 局長 毛利 正殿 宮城全労協 議長 大内 忠雄 全国一般全国協議会・宮城合同労働組合 委員長 星野 憲太郎 要請及び申し入れ書 新型コロナウイルスの感染拡大のなか、宮城県においても厳しい状況が続いています。労働者の生活、雇用と労働の安全のために、労働行政の重要性はかつてなく高まっています。 私たち地域の労働組合は、貴局にたいして下記の事項の実現、取り組みを要請します。 つきましては、貴局が私たちに回答する場を設定していただきたく申し入れます。 (1)コロナ禍における労働者への支援・助成制度の周知徹底とその利用の拡大 @ 雇用調整助成金の特例措置や休業支援金・給付金制度、雇用保険の失業給付の拡充などがなされているが、制度の周知が極めて不十分で、受給が必要な多くの人に情報が届いていない。まずは周知を徹底すること。 A 休業手当を100%支払うよう企業への指導を徹底すること。 B 「フリーシフト制」等として支援金を受け取らせない事態を摘発し、実際の支援を拡大すること。 C 特に支援の手が届かない女性非正規労働者や技能実習生、外国人労働者等の生活と権利の保障。 D 助成金や支援金制度等を緊急事態宣言解除後も延長すること。 (2)最低賃金額の大幅引上げと全国一律の最低賃金制度 @ 最低賃金額は「生活保護との整合性に配慮する」とされる が、一人親世帯等の生活保護水準との比較では、なお最低賃金の方が低い。最低賃金額は、少なくとも一人親世帯が何とか暮らせる時給1500円以上の水準とすること。 A 最低賃金の地域間格差は、必要生計費の現実を反映せず、極端に大きい。現在、東京都と宮城県の最賃格差は188円ある。早急に全国一律最低賃金制度を実現すること。 (3)均等待遇の早急な実現 @ この4月から「パート・有期労働法」が中小企業にも適用され、「高年法」改訂も施行される。多くの非正規・高年労働者は「同一労働同一賃金」を求めている。政府は「ガイドライン」も踏まえて、労働者の均等待遇を実現するために具体的な措置を取ること。 A 最高裁の「労契法20条」判決で指摘された手当・福利厚生などの均等を実現し、基本給など賃金部分についても、早急に均等待遇を実現するよう、措置すること。 B とりわけパート・有期労働法14条の「説明義務」について、使用者の順守を徹底させること。 (4)労契法18条「無期転換」後の労働者への均等待遇原則の適用、及び18条の適用を免れるための事前の雇止めの禁止 @ 無期転換労働者は転換前の低労働条件のまま放置され、均衡待遇からも見放される。これら労働者も均等・均衡待遇の対象とすること。 A 一方で「無期転換直前の雇止め」が横行しており、そうした脱法行為を絶対に許さないこと。 裁判闘争 福一原発、猪狩さん過労死責任追及裁判−福島地裁いわき支部での3.30判決 会社と前社長夫妻の過労死責任を認定し、2500万円の支払い命じる! 東電と元請け・宇徳の賠償責任請求は棄却−原告側が仙台高裁へ控訴! 私たちが3年にわたり遺族と闘いを共にしてきた、猪狩忠昭さんの過労死責任追及裁判の判決が本年3月30日に福島地裁いわき支部で打ち出されました。裁判所は、安全配慮義務を怠って忠昭さんを長時間労働させ過労死に追い込んだいわきオールばかりではなく、当時の社長夫妻にも悪意、重大過失あったと判断しました。判決を受けて、いわきオールと前社長夫妻は遺族に深く謝罪し、利息含めて2905万円を支払う約束をした文書を遺族に提出しました。労災認定闘争、未払い賃金裁判、そしてこの度の過労死責任追及裁判の勝利のために物心両面で多大なご支援いただいた組合員の皆様にせつに感謝申し上げます。 東電と元請け・宇徳との闘いはさらに続き、仙台高裁で控訴審が始まります。裁判傍聴等さらなるご支援をよろしくお願い申し上げます。 SKさんの解雇撤回裁判 2月から職場復帰の和解が成立! 本年1月、仙台地裁において和解が成立し、2月からの職場復帰と解雇期間中の賃金支払いが確認されました。裁判和解の後、団体交渉を行い、復職条件を協議し確認してSKさんが不当解雇以後4ヶ月ぶりに復帰しました。今後、職場の組合員として共に団結していきましょう。 SUさん労働審判で未払賃金奪還 勝利かちとる! 2回の団交の後、仙台地裁の労働審判で3月に本人が十分納得できる金額で調停が成立! 馬場弁護士と共に組合も審判に参加。何よりも7年間、トラックドライバーとして年末年始も朝3時、4時に家を出て働いてきた本人が突っ張って闘いぬいた成果であった。 多賀城市下馬の会社をドライバーが4月23日 残業代不払いで提訴! 多賀城市下馬の土木建設会社のドライバーAさんが2年間の残業代450万円を請求して仙台地裁に提訴。共に闘おう! 地域の闘い 「許すな!地球環境破壊」 4.11石巻須江地区火力発電所反対行動に参加! 石巻須江地区にアブラヤシの実からとれるパーム油を燃やす火力発電所の建設計画が持ち上がっています。地区の住民は、「建設予定地が住宅付近であり、保育所、小学校 のすぐ近くであること。パーム油は成分が明確で人体、農作物への影響が心配される、という理由で反対運動を続けてきました。建設反対署名は1万筆を超え、4月26〜27日に行われた住民説明会でも参加者全員が反対意見を述べました。 使用されるパーム油自体にも問題があり、東南アジア諸国の森林を伐採して地球の環境を破壊しながら作られた油で、生産国では貧困や搾取、児童労働まで多くの悪い影響を与える油とも言われています。地球環境破壊を許さない運動を展開しましょう! 4/13汚染水海洋放出反対! 福島県庁前で緊急抗議! 政府は4月13日、東日本大震災で破壊された東京電力福島第一原子力発電所から排出されている放射性物質を含む100万トン以上の処理済みの汚染水を、福島県沖の太平洋に放出する計画を承認した。 福島の仲間からの緊急連絡で、宮城全労協からも福島県庁での抗議行動にかけつけ共に怒りの声を上げた。行動に参加した人々は汚染水海洋放出反対の声を上げ続けた。 この水は、同原発の核燃料を冷却するために使用されているもの。安全な放射能レベルまで希釈して2年後から放出する予定といわれる。放出計画は完了までに廃炉作業と同じく数十年もかかる。海洋汚染と深刻な風評被害に対し地元や隣県の漁業団体に加え、中国や韓国などがこの計画に反対している。放出計画撤回求め闘いぬこう! 相談は、全労協フリーダイヤル 0120-501-581or宮城合同労組022-261-4392へ |
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