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 宮城合同労組ニュース
インターネット版
2023年2月12日号

2023年を闘うにあたって
執行委員長 星野憲太郎

 昨年中はコロナ感染拡大のさなかで組合員全員が力の限り闘いぬいきました。今新しい年が始まりました。ロシアがウクライナにミサイルを撃ち込んで民衆を殺戮している状況が続いており、一方国内では岸田政権の露骨な軍拡・増税政策が批判の的となっています。
 物価急騰に対して最賃引上げ全国一律化をあらゆる場で要求しましょう。2年目に入ったキステム橋組合員の同一労働同一賃金裁判闘争の勝利を闘いとりましょう。女川原発再稼働阻止、汚染水海洋放出阻止の闘いに合流しましょう。新執行委員会を先頭に奮闘しましょう。


新年の抱負
副執行委員長 畠山健治

 まずはじめに、2022年10月16日に行われました、宮城合同労働組合第62回定期大会において副執行委員長に任命されました事をご報告します。組合員皆様の力をお借りしながら、合同労働組合の存在意義をより高めていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 労働組合の使命と言いますか社会的役割は何かなと考えてみますと、労働者の労働環境や賃金改善を要求していく事なのだろうと思います。組合員が多ければ多い程、その要求はスト権行使を含め力強さが加わるのだろうと思います。
 大企業の労組の多くは連合に属し、その取り決めが今の社会を形成していると言っても過言ではないと思います。社員区分の多様化と非正規雇用の拡大、正社員も給料がさっぱり上がらない。これが連合が推し進めて来た社会なのかと思うと残念です。会社利益と株主利益を追求し、組織方針に逆らう者は配置転換等し隅っこに追いやり、下請け企業へのしわ寄せなど、その地位的優位性の濫用が日本社会を悪い方へ向かわせている様に思います。臆することなく様々な意見を会社に対して言い、経営陣はその意見に真摯に向き合う姿勢こそが会社を健全にするのだろうと思います。
 合同労組は連合などと比較すると組合員数も少なく弱い様に思うかも知れませんが、連合よりも良い仕事をしている組織だと実感しています。団交では経営陣に直接意見を言っています。連合系労組に属していたならできなかっただろうと思います。ヤマト労組を頼らず、宮城合同労組に助けを求めるヤマト社員が昨年は3名おりました。職場復帰させ、その存在意義を実感したのですが、それでもまた長いものに巻かれていくという現実があり、まだまだ力不足だと考える一方、それにより連合が健全になれば手っ取り早いのかなとも思っています。
 心身ともに健康に心がけ、より一層、社会環境を良くして行きたいなと思っています。組合員皆様の活動が、日本の未来に繋がっているのだと思います。共に頑張ってまいりましょう!


同一労働同一賃金を求めるキステム裁判が尋問準備に入ります!
橋さんを支援し、断固勝利を闘い取ろう!


 キステム同一労働同一賃金裁判は、争点が整理されてきていて、次回4月21日の口頭弁論(電話会議方式)からいよいよ証人尋問の準備に入ります。裁判当事者橋さんは全国協第32回大会に出席して職場の報告を行い、支援を訴えました(写真)。パート有期雇用労働法が施行されてから初めての裁判所の判断が今年下ることとなります。当該の宮城合同労組、いわて共生ユニオンは公正判決要請署名の取り組みを予定しております。2000万非正規労働者の未来をかけて橋さんと共に断固勝訴を実現しましょう。


AさんとNさんの未払賃金裁判、勝利和解かちとる!

 皆さんに支援いただいてきた、トラックドライバーAさんの未払賃金裁判が昨年11月に仙台地裁で勝利和解をかちとりました。さらに昨年12月にはトラックドライバーNさんの未払賃金裁判も仙台地裁で勝利和解をかちとることができました。
 Aさんの場合は、社長が残業代の支払いを逃れるために、「基本給に残業手当が入っている」という滅茶苦茶な労働契約書を7年前の採用日に遡って書かせた脱法工作事件です。
 Nさんの場合は、社長が直接数台のトラックの先頭で運転し、業務指揮をとっているにもかかわらず、「運転手との契約は業務請負契約」だと強弁して時間外労働手当を支払わなかった事件です。
 トラック業界にはびこる使用者の違法行為を許さないため、闘い続けましょう!


「福島第一原発猪狩さん過労死責任を追及する会」が解散総会!
長年のご支援、ありがとうございました。次の闘いへ!


 1月22日午後、いわき市労働福祉会館において全国の仲間約40名が参加し、「猪狩忠昭さん福島第一原発追及する会第3回総会(解散総会)」が開催された。会場では84ページの闘いの報告集と、記念品として忠昭さんの愛犬ラプトルの図柄が入ったキーホルダーが配布された。
 会共同代表のあいさつ、故人のつれあいの御礼の言葉、弁護団のあいさつと続き、会事務局から会計報告及び今後の方針提案と続いた。)
 故人のつれあいからは、「4年7か月支援の皆様に包まれて闘いぬくことができた。皆様とのつながりを大切にしていきたい」と感謝の意が述べられた。
 引き続き議案審議に入り、会の解散・会計報告・東電を監視し続け廃炉作業での労災防止実現の課題が提起され採択された。その後参加者からの発言へと進み、被ばく労働裁判原告の「あらかぶ」さんが自分の裁判の現状と連帯の挨拶を述べ、さらに全員が遺族と共に闘いぬいてきた感想などを述べた。
 全国の多くのみなさんに支えられて4年7か月、遺族と共に闘って得た成果と教訓を、今後の私たちの闘いに生かしていきたい。


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